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2010年3月 定例議会答弁 (質問日3月4日)
自民党 阿部紘一議員 質問項目
2.病院問題について
(1) 地域医療連携パスについて
ア 千葉県共用地域医療連携パスを普及させるために、県の取り組みの状況はどうか。
イ 地域医療連帯パスについての患者や家族の理解を図るため、どのように取り組んでいくのか。
(2) 病院の耐震化について
ア 厚労省からの耐震化交付金は千葉県には約29億円交付され、県内6病院に内示されたと聞くが、その扱いには現時点でどのようになっているのか。
イ 今回の補正予算(追加提案分)において、社会福祉・医療施設整備推進基金積立金50億円とあるが、この中に地域活性化・公共投資臨時交付金がふくまれているのか。含まれているとしたら、病院の耐震化を計算の根拠とされた分はいくら含まれているのか。
(3) 災害時の医療体制について
ア 県は、どのように災害拠点病院の機能強化を進めているのか。
イ DMATの活動実績はどうか。また、今後どのように運用していくのか。
ウ 広域災害・救急医療情報システムとはどのようなものか。また、今後どのように
このシステムを発展させていくのか。
病院問題について
質問
(1)千葉県共用地域医療連携パスについて
@ 千葉県共用地域医療連携パスを普及させるため、県の取組みの状況はどうか
県では、患者や医療機関が治療方針等の共有するための「千葉県共用地域医療連携パス」を昨年4月にすべての病院と診療所に配布し、運用を開始
本年度は、医師会や医療機関などの関係者と協働して、研修会などを通じて、このパスの普及に努める
また、脳卒中など4つの疾病毎に、医師会・病院・診療所・大学と県などの関係者で構成するワーキンググループを設け、医療現場での使用実態に合わせたパスの改良についての検討や意見交換を実施
このパスを運用する医療・介護・福祉等の関係者が、お互いに顔の見える連携を図るためのシンポジウムも開催しているところであり、今後も引き続き、こうした取組みにより、パスの普及・改良と地域の医療機関の一層の連携強化に努める
病院問題について
質問
(1)千葉県共用地域医療連携パスについて
A 地域医療連携パスについての患者や家族の理解を図るため、どのように取り組んでいくのか。
地域医療連携パスには、患者にとっても、自分自身の診療計画を把握できるとともに、
病状に応じて急性期病院や診療所など適切な医療機関での切れ目のない受診が可能になる、
という利点がある
患者へのパスの効果等をお知らせするため、医師会や医療機関と協働してポスターを作成
し、県内約4,000のすべての医療機関に配布するとともに、県や市町村の広報紙などに
よる広報を実施
患者さんにとって一番身近な「かかりつけ医」に対しパスへの理解と普及を図るため、地
域の拠点病院を中心とした研修会や会議を実施
今後もこれらの事業を継続するとともに、患者や家族を含めた地域住民と医療機関等が、
地域医療に関する情報の共有や、意見交換を行える場を設けるなど、地域医療を住民が支
えるという、新たな関係づくりに取り組む
1.病院耐震化
質問
厚生労働省からの耐震化交付金は千葉県には約29億円交付され、県内6病院に内示された
と聞くが、その扱いは現時点で、どのようになっているのか
答弁
今回、国の事業である医療施設耐震化臨時特例交付金を活用して、医療施設の耐震化を図
っていく。
この事業は、応募のあった災害拠点病院等の中から、救急・周産期などの地域医療への貢
献度などを考慮して決定し、交付通知をした。
今議会にて、基金の積立額を当初の26億円から約29億円とするための補正予算を提案し
ている。
(再質問)
質問
医療施設耐震化臨時特例交付金の約29億円の他、社会福祉・医療施設整備等推進基金積立
金50億円のうち、病院の耐震化においては、どのように交付されているのか
答弁
社会福祉・医療施設設備等推進基金積立金は、社会福祉設備及び医療設備を整備する事業
に充てるものであり、病院の耐震化事業についても、その活用を検討していく。
(再々質問)
質問
「社会福祉・医療施設整備等推進基金積立金」50億円については、病院の耐震化への活用についても検討するとのことだが、今回「医療施設耐震化臨時特例交付金」の対象とならなかった病院も含め交付してはどうか。
答弁
県としても積極的に病院の耐震化を進めていきたいと考えておりますので、「社会福祉・医療施設整備等推進基金積立金」の活用については、(議員御指摘のとおり、)「医療施設耐震化臨時特例交付金」の申請があった病院のうち、対象とならなかった病院への交付も含め、
検討していきたいと考えています。
2.災害時の医療体制について
質問
@県はどのように災害拠点病院の機能強化を進めているのか
答弁
災害拠点病院の機能強化については、国の保助事業を活用し、ヘリポートや備蓄倉庫等、
必要な施設・設備を整備している。
また、基幹災害医療センターの訓練・研修機能を活用し、災害拠点病院の医療従事者等を
対象とした「千葉県災害医療セミナー」を例年開催し災害現場を想定した医療救護訓練等
を実施している。
質問
A DMAT(ディーマット)の活動実績はどうか。また、今後どのように運用していく
のか
答弁
これまでの実績としては、宮城県沖地震、新潟中越沖地震、岩手・宮城内陸地震の際に出動し、医療救護活動に貢献した。
今年度からは、千葉県災害拠点病院連絡会DMAT検討部会を立ち上げ、効率的な運用体制の見直しについて検討を始めた。
今後とも、DMAT隊員の増強に努め、各種訓練への参加を促し、DMAT間の連携体制を強化していく。
質問
B 広域災害・救急医療情報システムとはどのようなものか。また今後どのようにこのシステムを発展させていくのか
答弁
県では、このシステムを活用して、医療機関の被災状況や患者の受入状況などの情報を収
集し、これを、病院や市町村、消防機関等に提供し、円滑な患者搬送等につなげている。
このシステムの課題としては、情報入力率の向上などがあり、先進県の事例などを参考として、平成23年度のシステム更新に向けて、見直しに取り組む。

