県議会答弁

2006年 9月 定例議会答弁 (質問日10月4日)

4.医療問題について

質問(1) 質問者:自民党 阿部 紘一議員

衛生研究所・がんセンター研究局の合築について、大規模公共事業等事前評価委員会から最終の委員会において意見書が提出されたが、県は委員会の条件に対し、どう対応するのか。

答弁(1) 答弁者:健康福祉部 健康福祉生活課 知事

衛生研究所とがんセンター研究局を一体的に整備し、本県の21世紀の保健・医療・福祉の総合的な拠点とする(仮称) 健康福祉総合研究所構想では、がんを含めた生活習慣病の疫学的、あるいは臨床的データなどの情報を一元的に収集・分析し、県民はもとより、医療機関に情報提供していくこととしています。
医療の質的な転換がある中で、高度医療が今、求められています。すべての医療機関でそうした高度な医療を持つことができませんし、県として、本当に収集しておくべきデータ、そして情報を集めておいて、いざというときには、その情報をドクターたちに提供する。あるいは患者さんが、あるいは患者さんじゃなくても健康づくりというような面でも、そこに聞けば情報がもらえるというような機能を持たせるということが最も大事だと考えています。
そうした、その前提となる二つの研究機関の合築につきましては、大規模公共事業等事前評価委員会から、「合築の効果を十分に発揮できるよう、両組織の機能統合・連携がなされること」という条件つきの意見書をいただきました。
両機関の機能統合・連携が円滑に進む方策について、現在、両研究機関のみならず、千葉大学医学部などの関係機関を加えた、共同運営委員会の設置や、協働研究チームの立上げなどの方策の検討を進めているところです。
先ほど、第13回の国際神経芽腫学会が幕張で開かれることにお触れになりましたが、その中で、中川原局長、千葉県のがんセンターの研究者でいらっしゃいますが、この合築ということについては、今後はがんの研究もDNAの領域になるということで、がんだけでなくて他の感染症などもそういったDNAの領域になってくるということで、衛生研究所とがんセンターの研究局、これは中川原先生が局長をしておられますが、そのことの合築の中で、今後の治療、あるいは診断のために大事な情報を収集しなければならないということを主張されたのも、中川原先生でございます。中川原先生は、小児がんの研究では世界の第一人者ということで、幕張で第13回の学界が開かれるものと思いますが、ゲストハウスについては、何とか千葉としても一生懸命考えなくてはいけないと、ご質問を伺いながら思った次第でございます。

意見 自民党 阿部 紘一議員

合築の問題につきましては、知事さんから色々とお話がございました。この合築をすることによって、これから連携をとって、県民の方々に対しての医療行政、そういったものがなお一層進められますようにお願いをしておきたいと思います。

質問(2) 質問者:自民党 阿部 紘一議員

平成20年5月に、幕張メッセを会場として、アジアで初めて開催される「第13回国際神経芽腫学会」に対する所見はどうか。

答弁(2) 答弁者:健康福祉部 疾病対策課 部長

  1. 平成20年にアジアで初めて、「第13回国際神経芽腫学会」が千葉県がんセンター研究局の中川原局長を会長として、本県で開催されます。
    神経芽腫は、治療が困難な小児がんの一つであり、死亡率の高い疾病です。
  2. がんセンターは、設立依頼、小児がんの研究にも取り組んでおり、その中でも特に神経芽腫の治療研究では、国際神経芽腫学会・遺伝部門の最高賞を受賞するなど世界的に高い評価を得ています。
    このたび、これらの功績を踏まえ、本県で開催される運びとなったことは非情に有意義であり、光栄なことと思っています。
  3. この学会において、世界最先端に研究成果が、千葉県から世界に向けて発信されることにより、神経芽腫の治療や診断の進展に大きく貢献し、小児がんで苦しむ世界の子供たちの福音となることを願っています。

要望(3) 自民党 阿部 紘一議員

海外からの研修生等を受け入れるためのドーミトリー(ゲストハウス)を、県として設置することを検討願います。

質問(4) 質問者:自民党 阿部 紘一議員

女性医師・退職医師等の就業支援システムである「医師バンク」を整備することとしているが、その内容と実施時期はどうか。

答弁(4)   答弁者:健康福祉部 医療整備課 健康福祉部長

  1. 県におきましては、女性医師や退職医師等の再就業を支援し、県内の医療機関の医師確保のために、千葉県ドクターバンクを本日10月4日に県庁の医療整備課の中に開設いたしまして、32の病院からの求人情報をホームページに掲載したところでございます。
  2. この事業は、医療機関の求人登録を受付け、診療科や処遇などの募集内容をホームページに掲載する一方、メールなどによりまして医師からの求職登録を受付け、勤務時間や給与、院内保育所の設置などの求職条件を考慮いたしまして県がマッチングを行い、双方の希望に沿った就職の紹介を行うものでございます。
  3. また、ドクターバンクに登録した医師のうち、出産、育児等で2年以上業務を離れている女性医師等を対象として、職場復帰に必要な最新の医療知識や技術などの研修を行いますメディカルサポート事業も併せて行うこととしています。

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